デザインの余白

グラフィックデザイナーのひとりごと。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

こういう時こそ、愛とユーモアだよね

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2020年5月6日。
約2ヶ月ぶりの更新です。

新型コロナウィルスにより、世界中が鎖国状態を余儀なくされ、日本でも非常事態宣言が出て外出自粛の日々のなか、GW(ゴールデンウィーク)も今日で終わり。外出自粛要請も5月末まで延期され、解除される前提で決まっていた週末の出張も、明日になるまで相手先とも連絡が取れない状況だったり。

自粛で飲みにも行けず、連休も自宅で読書をしたり、料理を作ったり、庭を掃除したり、部屋の模様替えをしたりと、それはそれで忙しかったりする。やはり何かしていないと落ち着かない性分なのかなと思ったり、割とどんな状況でも楽しみを探せてしまうのだなぁと思ったり。



祇園祭が中止に

僕の住む京都は、最大のイベントである祇園祭も今年は中止となりましたが、「居祭」という形で神事は執り行われるとのこと。元々疫病を鎮めるために始まったお祭りなので、取りやめてしまうことは本末転倒だという声もあるなか、やはり山鉾を建てると規制をしても人は集まってしまうということで、苦渋の決断だったと思います。(神事により疫病は鎮まることを願います)

ちなみに、これまで約1150年の祇園祭の歴史の中で、中止となったのは2018年の猛暑による花傘巡航の中止を入れても数えるほど。

◯2020年 新型コロナウィルス
◯2018年 猛暑(花傘巡航のみが中止)
◯1962年 四条通の地下で鉄道延伸工事
◯1941年 太平洋戦争
◯1582年 本能寺の変
◯1467年 応仁の乱

こうして見ると、地下鉄延伸のためと猛暑を除いては、その殆どが国を揺るがす大事=戦争の時なんですね。

gridgraphic.hatenablog.com

 


思い出した言葉

僕は第二次世界大戦後の昭和生まれなので、昭和・平成・令和と3つの時代に生きてきて、祇園祭が中止になるほどの「戦争」は体験してないけれど、考えると阪神淡路大震災東日本大震災をはじめ、度重なる天災を経験してきました。その都度、絶望的になりながらも日本人は災難を乗り越えて来ています。そして、きっとこのコロナも乗り越えられるという根拠のない自信のようなものがあったりします。


明日からもまた当分の間自粛は続きますが、自分にできること、そして自分がやらずに済ませられることも考えていきたいと思います。まずは、どんな状況でも明るく楽しく笑って居られる状況が作れれば、ストレスも少なく免疫力も下がらない気がします。

社会に広がる不安や不満、そして不信を助長するのではなく、こういう時こそ愛とユーモアが必要だと思うのです。「愛と怒りとユーモアと」という言葉を、僕はデザイナーとしていつも心に持っているのですが、今回は取り敢えず「怒り」を鎮めておきたいと思います。


最後に、幼い時に見たテレビ番組の冒頭に流れた言葉を思い出したので書いておきます。これはマザーテレサの言葉だと聞いたことがあり、なんとなく納得したのでした。



「暗いと不平を言うよりも、進んで灯りを点けましょう」




写真は、去年うちの庭に咲いた紫陽花。今年も咲くと良いなぁ。