デザインの余白

グラフィックデザイナーのひとりごと。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

デザインのコツはパクること

すべては模倣から始まると言っても良いくらい。
真似たり、悪く言うとパクろうとするということは、そのオリジナルの価値が判るということで、その価値に気づかないよりもずっと良いことだと思います。

そして、模倣するなら徹底的にやる。中途半端はただのパクリでしかない。リスペクトした上で、なぜそうなっているのか、どこがそのモノを決定づけるポイントなのかを考える。

次に、想像する。

そのデザインの背景や理由、効果、それを見た人々のことを。それを使って喜ぶ人々のことを。
優れたオリジナルを模倣して、今ある目の前のデザインをしようとしても条件や状況が違うから同じものはできる訳がない。できないことが重要なのであって、そこで諦めず、パーフェクトな模倣を続けることで
いつしか新しいオリジナルの方向が見えてくるのです。


デザインは、やっぱり愛と想像力なのです。

 

 

知的財産権とデザインの教科書

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