デザインの余白

グラフィックデザイナーのひとりごと。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

夏休みの宿題。河北秀也とレイモンド・ローウィ 〜口紅から機関車、いいちこまで〜

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すごく銀色。。

銀色と言えば、僕は「アサヒスーパードライ」が好物です。ほぼ毎日飲んでるのに、いまだにアサヒからは表彰される気配はないw



さて、写真の本。

河北秀也のデザイン原論河北秀也著(新曜社)と『口紅から機関車までレイモンド・ローウィ著・藤山愛次郎訳(鹿島出版会)の二冊。両方とも、カバーが金属質なシルバーなのです。

この本は僕が25年前にデザイナーになる時(プロのデザイナーとして働き出した時)に「必読の書」として上司から言われた書籍でした。当時は会社に借りて必死で読んだ記憶があります。今見るとそこそこの値段がしてるので、当時は買えなかったのかも知れません。あの頃のデザイナーは皆給料安かったので(笑



25年前の曖昧な記憶ではなく、再度デザインそのものについて、また自分のデザインを見直したいと思った時、もう一度これら二冊を読破する必要が僕にはあったようです。僕のデザイナーとしての出発点のはずなので。。

自分に課した、夏休みの宿題という感じです。



ということで、まだ最後まで読み切れてないですが...
次はしっかりしたレビューを書きたいと思います。

 



ところで、
先日、若いデザイナーに「松永真」氏のことを尋ねたら、知らないとの答えが返って来て衝撃を受けました。別の大学生は「田中一光」氏も知らないと。。
ま、名前は知らなくてもデザインされたものは見たことがあるんじゃないかとは思うんだけれど。。  う〜ん。でも、かなり驚きました。

で、河北秀也氏を知らない方も多いと思いますが、「いいちこ」のアートディレクションを手がけた方と言えばピンと来るんじゃないでしょうか。。(それでもわからないか?)ま、興味があればググってくださいw


ただ、この二冊は読む価値ありと思います。特にデザイナーを目指す方は「必読の書」かも知れません。




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河北秀也のデザイン原論

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口紅から機関車まで―インダストリアル・デザイナーの個人的記録

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