あと一週間ほどで七月。
京都の町衆はもうワクワク、ソワソワ状態。
869年(貞観11年)から始まったとされる、世界的にも知られた「祇園祭」が始まります。
祇園祭というと、「鉾巡航」「宵山」など2〜3日間のお祭りと思われている方も多いのですが、実は七月のひと月間、様々な行事が行われます。
因みに、7月10日頃から鉾や山が立ち始め、15日(宵々山)、16日(宵山)は四条通が夜間に歩行者天国となり、京都の若者は彼女をデートに誘う絶好の機会となりますw
そして、17日は鉾巡航。
最高に盛り上がる一日なのですが、平日ということもあり、いたるところで通行止めになるため、町中では仕事にならないのです。鉾町にある会社などは、祇園祭のためにお休みになるところも少なくありません。
さて、タイトルのお話。
これは今ではあまりにも有名な話なんだけど、祇園祭の期間中、祭りに関わる町衆は皆「胡瓜を食べてはいけない」という風習。
これは祇園祭が八坂神社の祭礼であることから、八坂神社の「神紋(木瓜紋:もっこうもん)」に似ている胡瓜の輪切りを食べるのは神様に失礼という説と旬の物を絶って精進するという説があるようです。
確かに神紋と胡瓜の切り口は似ています。
言われて初めて気づきますが。。
祇園祭ではいたるところにこの「神紋」が掲げられていますので、一度注意深く見てください。
その他、鉾や山のデザイン、絢爛豪華に飾られたタペストリーや錦、引き手やお囃子方の浴衣、手ぬぐい、扇子・団扇など、実は和でありながら非常にモダンな意匠、デザインが施されています。
古いものを守るだけではない、常に新しいことを取り入れてきた、京都の底力のようなものを感じていただければと思います。
あぁ、今年も暑いんやろうなぁ。。
と言いつつ、祇園祭が近づくと鱧を食べたくなるのです。。
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祇園祭の由来、歴史的なことはウィキペディアの祇園祭のページをご参照ください。また、祇園祭の詳しい情報や鉾巡航マップ、山鉾の説明などは「KYOTO design」のページをご覧いただくのが分かりやすいと思います。
祇園祭以外の京都の観光スポット紹介やルート案内など充実しています。
写真提供:kyoto-design.jp
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