デザインの余白

グラフィックデザイナーのひとりごと。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

命を掛けている人は美しい

日曜日は基本的に自宅でダラダラと過ごすことが多いです。ほとんど畳一枚分のスペースから移動することもなく、本を読んだり、溜まった録画を見たり、映画を見たり、ゲームをしたり。。 夕方になって料理をするために買い物に行くまで、そんな感じで過ごします。たまに庭の手入れや掃除なんかもします。

という感じで、今夜もボケ〜っとテレビを観ていた次第です。

2015年12月13日の「フィギャスケートグランプリファイナル2015」。実は浅田真央ちゃんが気になっていたのです。結果は少し残念でしたが、やっぱりかわいいなぁと。

で、そのまま見続けていたところ、気がついたら正座して見ていました。(というくらいピッとしたということです)なんだか凄みを感じました。僕はフィギュアスケートのルールや深いことは分かりませんし、生でみたこともありませんが、今日はその神々しい雰囲気とすばらしい演技に見とれました。と言っても女性ではなく、男性です。。 羽生結弦選手。

演技中の姿には自信が溢れて、なんだか神憑っていたように見えました。安倍晴明でしたし。。テレビを通してまで言葉では表しにくい何らかの力が伝わってくるようでした。ちょっと久しぶりの感覚です。そのとき、ある人の言葉を思い出しました。

「命を掛けている人は美しい」

まさにその通り。
僕には羽生選手が命を掛けているように感じ、またその姿に感動したのです。おそらく彼は命を掛けるというよりも、命を削るほどスケートに打ち込んでいるのでしょう。そしてその気迫のようなものが人を感動させ、凛とした姿になり、会場からテレビの前にまで伝わる気配となり、それらがまた結果を引き寄せるんだと思いました。そして結果を出すからまた自信に繋がり、また一歩新しい世界が開いてゆく。。

そうそう命を掛けるようなことはありませんが、そういう風に思える事があることは幸せなことだと思いますし、そういう時が誰にも人生のなかではあると思います。。僕にも確かにあったのですが、ここしばらく忘れていたようでした。

ということで、なんだか若い時を思い出し、メラメラと勇気が湧いてきたのでした。



何気にテレビを見るのも良いもんだと思った休日の夜。
明日からもっとデザインをがんばろうっと。

 

 

フィギュアスケートMemorial グランプリシリーズ2015 in グランプリファイナル

フィギュアスケートMemorial グランプリシリーズ2015 in グランプリファイナル