デザインの余白

グラフィックデザイナーのひとりごと。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

京都の街は、時代祭でまさにバック・トゥ・ザ・フューチャー!

昨日は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー 2」の中で主人公たちが30年前の過去から未来にやって来たその日(2015年10月21日)ということで、ネット上でも盛り上がっていました。30年前といえば僕はまだ17歳の高校2年生で、ドキドキしながら友達と見たのを今でも覚えています。因みに、パート1では30年前の世界にタイムスリップします。

そして、今日は京都の三大祭のひとつ「時代祭」が今日開催されています。(現在進行形、まさにバック・トゥ・ザ・フューチャー!)

残念なことに僕は今年も時代祭を見ることなく、こんなところでブログを書いてたりします。。京都に生まれ育って約半世紀になりますが、一度も見たことも参加したこともありません(笑

ということで、ちょっと気になったので調べてみました。


時代祭とは

時代祭葵祭祇園祭とともに京都三大祭の一つとして知られ、国内はもとより海外からの参観者も多く、 沿道には豊かな国際色が見受けられます。山国隊の奏する笛、太鼓の音色を先頭に約2,000名・約2キロにわたる 行列は順次、平安京の造営された延暦時代にさかのぼり、私どもの心に過ぎ去った京都の歴史をしのばせます。 それは日本の歴史の縮図とも言えます。」(公益社団法人京都市観光協会時代祭サイトより.)

という何とも豪華絢爛なお祭のようです。知り合いや友人が時代祭の行列に参加(仮装)しているのをFacebookなどで見ると、ちょっと参加してみたい気もします。


祭としては、まだ120年

明治28年(1895)に平安遷都から1,100年目を記念して、桓武天皇祭神として平安神宮が造営され、記念祭として時代祭が始まったとのことです。同じ京都三大祭祇園祭は、貞観年間に始まったとされるのですでに1,100年以上続いていることになり、時代祭は歴史で言うとかなり新しいお祭りということになります。
10月15日の参役宜状授与祭、21日の前日祭、22日の神幸祭、行在所祭、還幸祭、23日の後日祭で構成されていますが、やはりメインのお祭は22日の時代風俗行列。

う〜む。「時代風俗行列」って言うんですね。「風俗」って今やいかがわしい印象がある言葉になっていますが、本来の意味は「ある地域や階層に見られる日常生活のしきたり、習わし、風習のこと」とあります。僕は風俗っていうと懐かしい田舎の風景など思い浮かべるんですが、今や「風俗」でググると「風俗店」「デリヘル」などが検索トップに引っ掛かってきます(笑

ちょっと逸れましたね。。

いずれにしても、今日開催の「時代祭」も祇園祭同様に1,000年続く祭になって欲しいと思います。


鞍馬の火祭も今日開催

今日10月22日は時代祭だけでなく、「鞍馬の火祭」も開催されます。こちらも僕はまだ生で見たことはありません。で、ちょっとググッてみました(笑


鞍馬の火祭(くらまのひまつり)は、京都府京都市左京区鞍馬にある由岐神社例祭の一つ。京都三大奇祭の一つに数えられる。集落各所に焚かれたかがり火の中を、氏子が松明を持って練り歩いて神社山門を目指す。」(ウィキペディアより)

由岐神社(ゆきじんじゃ)は、京都市左京区鞍馬本町にある神社である。鞍馬寺の鎮守社である。通称靫明神(ゆきみょうじん)。大己貴命少彦名命主祭神として「由岐大明神」と総称し、八所大明神を相殿に祀る。」(ウィキペディアより)


ということで「鞍馬の火祭」は、天慶3年(940年)から始まったとされる、千年以上続く歴史あるお祭りです。なんか単位が百年とか千年とか流石に京都って感じですね〜。そして、僕のクライアントや友人知人にも長年続くお店の当主が多いのですが、皆100年以上続く老舗ばかりです。京都で百年というと「まだ若い」と言われるとか言われないとか(笑

と、ブログをのんびり書いている内に、時代祭の風俗行列は平安神宮へ戻り、これから(15時〜)還幸祭が行われるようです。


僕はこれからも京都に住み続ける予定ですので、いつかじっくりと京都三大祭を見るか参加してみたいものだと思っています。でも、人の多いところが苦手なので行かない確率が高いですが、真夏の祇園祭よりも秋の時代祭の方が良いかも知れませんねw