デザインの余白

グラフィックデザイナーのひとりごと。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

季節の匂いを感じる幸せ

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桜です。

まだ朝晩と少し肌寒い日もありますが、京都はすっかり春の陽気です。

なんだかワクワクします。
やはり命の芽吹く季節だからでしょうか。



写真は、京都の桜の名所「円山公園」の枝垂れ桜です。京都には桜の名所が数多くあるのですが、この円山公園の枝垂れ桜はシンボル的な存在で、少し前までは枯れそうになっていたこともあり、京都市民は皆心配していたのですが、今年はこんなに綺麗に咲いてくれました。なんだかそれだけで嬉しくなってしまいます。


やっぱり時期のものなので、ブログにも桜をアップしておこうということで更新ですw
去年も京都の桜(近所だけですが)をアップしていました。 

gridgraphic.hatenablog.com


なんとシンプルな記事w

 


この季節を愛でる感覚は、やはり四季のある日本特有のものなのだろうなぁと思いながら、それでも「春の匂い」みたいなものを感じることができることに感謝してしまうのです。春には春の匂いがあり、夏には夏の空気があり、秋には秋の音があり、冬には冬の暖かさがあります。

もののあはれ」を共有できる感性を持つ日本人に生まれて、ほんとうに良かったと思う時でもあります。

僕はこの日本的な感覚、感性が大好きで、デザイン上でも大切にしたいと考えています。少し前にその辺りのことは書いたので、また読んでいただければ嬉しいです。

gridgraphic.hatenablog.com

 

とにかく桜は日本人の感性や情緒を刺激し、ほんとに短い間に見ることができる「美」を楽しみ、様々に想いを馳せる想像力=創造力の源のような気がします。まぁ、桜や春だけじゃなくて、色んな季節や物事すべてにおいても感じることができるというのは素晴らしいことだと思います。そして、この感覚を大切にしたいと思います。

 


明日4月3日は父の命日。もう30年前になります。そして、僕は父よりも4年も永く生きたことになり、まだこれからもう少し生きていくと思います。

咲き誇る桜を見ると、父のことを思い出します。

そして意志や命の継承ということについてほんの少し考えたりしながら、デザインという仕事を選んだのも必然だったりするのかなぁと思い、今日もまた飲んでしまうのです(笑