デザインの余白

グラフィックデザイナーのひとりごと。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

起動スイッチ 「ポジティブの罠」

「モチベーションの上げ方」とか「成功の法則」など、書籍などでもよく見掛けます。
またこれらをテーマにした講演やセミナーもFacebookなどでイベントが立ってたり、地方自治体などが開催したりしていることもあるようです。。

ま、色々あるみたいですが、どうも「プラス思考」や「ポジティブシンキング」が鍵のようです。
SNSなんかで良く見掛けるのは「これってプラス思考〜!」「僕ってポジティブ〜!」ってことを実践したり、それを写真などでアップすることで自らを「ポジティブなモード」に高めようとする行為のようです。


僕自信も暗くマイナスな考え方に陥りそうなことがよくあります。
そんな時は「アカンアカン...」と思いながら脳内であらゆる「負」の感情、言葉を「正」に変換するようにしたりは余りなく、一呼吸入れるためにその仕事から一旦離れて散歩に行ったりします。とりあえず自分の好きなことをして気分を変えます。
そうしてしばらく放置、好きなことをすることで「幸せセンサー」が働いて自然に負のイメージがなくなってたりするようですが...


では、なぜ「ポジティブ」でないといけないか。

それは仕事で成功したり、人間関係や勝負事に勝ちたいからに違いないと思うのです。



で、思い出したこと。。


スポーツ選手が試合前や技を繰り出す時にやる「ルーティン」。
おそらく精神的な「起動スイッチ」。

要するに「これをやったら成功する」「これで勝てる」「これをやれば失敗しない」という「強い思い込み(自己暗示)」を作ることだと思うんです。実はこれすべて負のイメージから逃れる呪文みたいなもんなんだけども。。



例えば、イチロー選手の「ルーティン」が有名なんだけど

・毎朝同じものを食べる
・他人のバットは触らない
・ユンケルは毎日飲む
・スタジアムに入るときの足をきめておく

などなど…

詳しくは、「天才打者イチローの生活習慣エピソード(NAVERまとめ)」をどうぞ。



なので、誰かの成功しますよ的な話をたくさん聞いたり、それ系の本を山ほど読むよりも、自分の気分を盛り上げてやる気にさせる「機動スイッチ」を見つけることが早道なのではないかと思っています。
鍵は「これは良い!」と感じることや「これで上手くいった」みたいな成功体験の感覚と、そこから近い将来(未来)の姿をイメージすることできるかどうかのような気がしています。ただし、一旦はネガティブの原因を受け入れる作業が必要で、単なる「ポジティブ・トリップ」としての逃げだけではダメなんだけど。



僕の場合はそんなややこしいことを常に考えている訳ではなくて、単純に好きなことだけができるように頑張る。超短いスパンの目標を決めて、それをできるだけ早く片付けるということだったりします。

例えば、このブログをあと2行で終わらせる… とか。


難しく考え過ぎるとそれだけで嫌になったり、暗くなったりするので。。


って、ほらさっきの目標の2行を超えてしまった...
そんなのも許しちゃえば何でも楽しくなるはずだと、自分の「起動スイッチ」を押してみます(笑




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SWITCH Vol.30 No.12 ◆ 浜田雅功 ◆ 誰がためのツッコミか

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