2013年9月8日(日)、日本では夜明け頃の時間に2020年の夏季オリンピック開催地が“TOKYO”に決まった。
僕自身はすごく嬉しかったし、56年前の戦後を乗り越えた時のように、日本人がまた一丸となって今この国が抱える多くの問題を解決するための目標でなり、希望になると思いました。
東京開催が決まった直後から、ブログやSNSなんかでオリンピックに否定的な意見を多く目にしました。東北の震災や福島の復興が未だ不透明で不安が拭えな時に、「何を浮かれているんだ」「やることは他にもっとあるだろ」「その資金を復興に回せ」など。。
確かにその通り。今日本がやらなければいけないことや問題は山のようにあります。
福島の問題を何よりも早く解決しなくちゃならない。
でも、オリンピックが開催されることの引き換えに、復興を断念するなんてことは誰も言ってない。なぜオリンピックが東京で開催されたら復興が遅れたり、日本人が福島や東北のことを忘れ去ってしまうことになるんだろうか?
終戦から60年以上経つけれど広島や長崎のことを忘れたり、知らない日本人は居ないし、神戸の震災のことを忘れた人だって居ないだろう。
確実に継続的に復興に向けた努力は続けなければならないし、福島の問題も早急になんとかしないといけないに違いない。これは、オリンピックを開催してもしなくても、絶対にしなければならないことなんだから。
真剣に悲しい顔をして「今はそれどころじゃない」と言いながら復興だけを行うのも当然ありなんだけど、どうせならオリンピックという明るい、皆が希望を持てるようなイベントで日本人がみんな心を一つにして、復興もいろんな問題もすべて前向きに、一気に解決していく方がずっと良いと思う。
プレゼンテーションで「安全を約束します」と言った言葉も、世界中に嘘をついたのではなくて、確実に復興や対策をしていきますと世界に宣言したのだと思いたい。
なにも希望が見えない中で、とりあえずの目標と将来のカタチが見えそうな予感がするだけでもいい事だと思います。
7年後にはきちんと復興を終えて福島の問題も解決していることを願いながら、これから僕ができることは何なのかを考えてみたい。希望や勇気や愛を持って、世界平和をスポーツで実現することがオリンピックの願いなのだから。
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