デザインの余白

グラフィックデザイナーのひとりごと。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

料理とデザインの関係「料理男子は厨房に学ぶ」

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僕は偶に料理をすることがあります。ほとんど家でご飯を食べることがないので、冷蔵庫にはビールぐらいしかはいってない。なので、食材を買うところから始まるんですが、これが結構楽しかったりします。


朝食に簡単なおにぎりと卵焼きや、ビールが飲みたい時には砂ずりを刻んで炒めたり、餃子の餡を作って市販の皮に包んで焼く程度のものです。お好み焼きやたこ焼き、鉄板焼きなんかもやります。まぁ、切って焼くだけの自慢できるようなシロモノではありません。


最近は友達に紹介されたり、色んな会合があったり、お店自体がクライアントだったりするので美味しいものを食べに行く機会が増えました。仕事柄、目で見ても食べても美味しいものとそれを作る人の感性、その料理を提供する店のサービス、器や空間などに非常に興味をそそられます。そして、調理道具にも興味津々だったりします。(とにかく男性は道具に拘る人が多いと思います。。)

 

 

で、タイトルのお話。。
どこかで聞いたことのあるようなコピーですがw

 

僕は料理をすることは既にクリエイティブなんだけど、それ自体デザインをするときの要素が詰まっていると思っています。


買い物に行くときはアイディア出しのためのロケハンみたいだし、そこで色んなものを見ながらどんなものを作ろうかとウロウロしたり、食べる時のことなんかを想像したり、まるでデザインを練ってる時のようで、この時が一番ワクワク楽しいかも知れません。

そして、調理するのに包丁を研ぐところから始まって、食材を洗ったり切ったり、色んな準備をしたり...

もうここまで来れば後は焼くか煮るかぐらいしかありません。
今までのいろんな事を想像して、過去の記憶にある味や経験をフル稼働して調理します。
素早く、美味しく。。見た目も重要です。。



そして、できたものを食べるのは一瞬です。



ね、なんか似てませんか?

 



いろんな経験、感覚をストックする。
そして、情報として整理された自分なりの引き出しを持つ。
誰に、何を、どういうカタチで提供するのがベストなのか考える。
予算などの様々な条件への対応。
刻一刻と変わる状況や突発事故などの臨機応変な対処。
アイディア出しから、最終までのトータルなストーリーの組立。


...いっぱいありますね。

 

 

僕は料理が上手い人を信用します。
反対に料理ができないと言って努力しない人や、調理の仕方や出来上がりが美しくない人を疑います。ひょっとすると自分以外に全く関心のない人かも知れないと...


また、料理が得意な人は、多分デザインも上手いはずです。いろんな物事への興味や関心、相手への思いやりと何でも楽しもうとする気持ち、そして美味しいものへのこだわり。。できるデザイナーの要素がてんこ盛りです。




と、とあるブログを見てこんなことを書く気になってしまいました。
丁寧に調理手順を写真付きで解説してるマメなところや、道具好きなところも見逃せないのですが、なによりこのブログが大人気らしいのです。少しプロの仕掛けの匂いがしますがw
料理を簡単に作って、美味しいと誰かに喜んでもらうにはうってつけです。


あぁ、デザインの話をしたかったのに、なんだか紹介になってしまったw
ま、料理とデザインは楽しまなくちゃというお話でした。(なんか違うかな?)

 

 

とあるブログ→ 『料理男子は厨房が好き
一度、ご覧ください。色々参考になると思います。

 


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料理の基本 (ORANGE PAGE BOOKS 男子厨房に入る)

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