デザインの余白

グラフィックデザイナーのひとりごと。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

辰でひとまわり。サムライがひとり。

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僕が独立したのが丁度12年前の10月1日。
正確に言うと、この日に事務所を立ち上げたと言うことになります。


屋号を何にするか散々悩んだあげく、今の“gridGraphic”にしました。
これには幾つか理由があります。

1)京都の街は碁盤の目上に道が通り、まさにグリッドであること。
2)当初は事務所の人間を増や予定などなく、たった一人でデザインをするつもりだったこと。
3)音の響きを濁音で、しかもアルファベットの「g」を重ねたかったこと。

 

以上の3点で屋号を考えました。
中でも(3)の「g」の重なりは、僕のデザインの基礎をつくり、今でもそこでの修行時代があったからと感謝している会社の名前を真似ました。その名は「グループ現代」、通称「グル現」、「GG(ジージー)」。

なので「GG」という響きはどうしても残したかったのです。
そうすることで、なんだか強くなれるような気がしたのと、なんでも上手くいくような気がしたのです。


今ではグリッドグラフィックのことを「グリグラ」と密かに呼ばれているらしいのですが...
それはそれで、なんだか強そうです。怪獣臭いけど(笑

 

 

12年前に始まったフリーランスの生活。
丁度、小学校を卒業して、中学に入る頃の年齢です。
まだまだ、義務教育の途中。修行中です。


大きな会社にするつもりも、この事務所を誰かに継いでもらう積もりもないけれど、自分の信じたデザインで人が幸せになったり、笑顔になったりすると良いなぁと思っています。
そして幾つになっても、何年経っても、尖った少年のような心で物事に対峙したいと思っています。できれば正直に、強く、優しく。


以下は、FacebookGoogle+で10月1日にコメントした内容になります。

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おかげさまで、gridGraphicは設立から12年の節目を迎えました。

デザインというフィールドで様々な機会を与えてくださった方々に、
また、本当に多くの出会いに心より感謝いたします。

 

 

十二年...

スタッフひとり一人が士(サムライ)となり、明日からの十三年目、それ以降も私たちのデザインが必要とされる限り、常にどこか尖ったものの見方、斬り方で人とモノとを繋ぐようなデザインを続けてまいります。


これからも、どうぞよろしくお願いいたします。




感謝


gridGraphic
代表 大衡 秋逸郎

 

 

 

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