デザインの余白

グラフィックデザイナーのひとりごと。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

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デザイナーになるには、大学と専門学校のどちらが有利なのか的な話

REI KAWAKUBO COMME des GARCONS 明けましておめでとうございます。このHatena Blogで「デザインの余白」を書き始めて約9年になります。そして前回の更新が2020年5月だから、2年ほど空いてて実質ブログ歴は7年と言うことになります。こんな不定期なブログで…

ボールの話

人生で最初に買ってもらったのは、バットとグローブ小学生の時、一番最初に父親に買ってもらったのが赤いバットとグローブ、軟式の野球ボールでした。僕が小学生の頃は、将来なりたい職業の第一位が「プロ野球選手」で、当時は王、長嶋がONコンビとして現役…

印刷とコストについてのちょっとした話

ガシャンガシャンと高速で刷られる印刷物。僕は現場が大好きです。 どんなデータでも印刷してくれるネット印刷最近ではWEBから入稿できる印刷、所謂ネット印刷を利用することが増えた。その理由は、クライアントから「印刷は◯◯◯でお願いします」と言われるこ…

ジュンク堂書店京都店がなくなると、迷子になれなくなる話

ジュンク堂書店 京都店が2月29日で閉店するとのこと 【ジュンク堂書店京都店 閉店のお知らせ】ジュンク堂書店京都店は、2月29日をもって閉店いたします。30年以上ご愛顧頂き、ありがとうございました。今後、ポイントキャンペーン等の実施を予定しております…

京都市長選挙から、選挙の仕方について考えてみた

2020年1月19日 京都市長選挙が告示された 京都市長候補は3名京都市長選挙が1月19日告示、2月2日投開票ということで始まった。2週間の選挙戦。今回の候補は3名。●門川大作氏(かどかわ・だいさく 69歳):現職、公明、自民府連、立憲民主府連、国民民主府連、…

撮影(現場)が好き

スタジオ、ロケ問わずに撮影が好きなのは、限られた時間と条件のなか、状況変化やアクシデントなど(起きないな越したことはないけど)リアルタイムで最適解を出し、決断をしていくところ。 そして、頭で想像して描いたサムネイルやラフを実現するためにアイ…

真夜中の事務所でやること

夜中にふと、自分で完成させたはずのデザインを見直してしまう時がある。我ながら良くできたと思う時ほど、何度も見直ししまう。そして、ふと本棚に目が止まる。本と目が合うと言うのも変な表現だけれど、そんなことがある。「私を見て」と呼ばれたような気…

この気なんの気、気になる気みたいな話

夕方の五条大橋(北方面を望む)が僕の落ち着く場所でもある サボりがちというか、ほとんど書いてない状態のブログですが、今年初、そして約三ヶ月半ぶりの更新です。すっかり春めいてきて、海外からの観光客増加でランチもままならない京都からお届けします…

ディレクションってなんだっけ

God is in the Detailes 最近タイムライン上で「ディレクション」という言葉をよく見かけるので、僕のディレクションというか仕事について少し考えてみた。僕の仕事はグラフィックデザインをベースに、ロゴを作ったり広告を考えたり、DMや名刺やカタログをデ…

ちゃんと見てる

独立して17年、デザイナーになって29年。グラフィックデザイナーの場合は資格なんてものはないので、自分がプロと名乗ればその日からプロなんだけど、僕の場合はデザイン事務所に入って給料を正式にいただいた日から29年。。未だにプロとして一流の仕事がで…

専門学校に行くだけがプロになる道ではないということ

先日ある方とお話をしていて、とても共感したことがあるので少し整理しておきます。僕は10年以上前にあるデザイン系専門学校の講師をしていたことがります。最初は僕のデザイナーとしての経験や知識を学生に伝えるということに緊張しながらも、若い学生に「…

「ありがとう」と言うことについて

「ありがとう」 僕はこの言葉をよく口にします。コンビニやスーパーで買物をして、レジで支払いをして商品を受け取る時にも必ず「ありがとう」と言います。飲食店で食べるときも店を出る時に「おおきに、ありがとう」と言うし、タクシーに乗って降りるときに…

一見さんお断りのデザイン

祇園祭真っ只中、京都は暑いです。めっちゃ、暑いです。少し外に出るだけで汗だくになります。真夏にこんな例えはどうかと思いますが、京都は四畳半の部屋に炬燵(こたつ)を置いて、そこに入ったまま手を伸ばすだけで何でも取れてしまうような、そんなコン…

デザイナーがやるべきこと

「入稿規定に合ってない部分があるから、修正して再入稿してください」ってことがたまにあります。新聞社や雑誌社が決めた「入稿ガイダンス」に従っていないからダメですということなんだけど、その規定については色々思うことがあるのでちょっと書いておき…

どう生きるのかを考えることは、人生をデザインすることでもあるんだという当たり前のことに気づく

毎日寒いです。冬なので当たり前ですが、寒いです。もう何十年も繰り返し経験してきたことなので、十分理解しているはずなんですが、それでも寒いと言ってしまうのが人間だったりします。そしてよく知っている、頭で理解しているつもりでも実際にその時、そ…

フリーランスと浪人。真田丸で考えたこと

約三ヶ月ぶりの投稿になってしまいます。続けるということは大切だということを改めて感じる今日この頃、京都はめっきり寒くなってきました。今日はいつもお世話になっている自宅近所の焼肉屋さんへ出来上がったメニューを納品しがてら、美味しい焼肉を堪能…

1964年の東京オリンピックのロゴが「最高の五輪ロゴ」である理由

日中は外に出るのが危険だと感じるほどに、毎日茹だるような暑さが続いてますね。 年齢からくる体力の低下なのか、それともこのところ世界中から観光に押し寄せる人で、京都の気温が急激に上昇したのか分かりませんが、兎に角暑いです。ということで、開催が…

東京オリンピックのエンブレムは、すべて無償で使用できるようにすれば良いと思う件

東京オリンピックの大会エンブレムがやっと決定2020年開催の東京オリンピックのエンブレムが決定したそうです。ということで、少し余計なことを言ってみます。決定したデザインは賛否両論みたいですが、それはどんなものでも全員が同じ意見になることはない…

フリーランスで食っていくということについて(2)

節分も過ぎて暦の上では春ですが、まだまだ京都は寒いです。ということで、シリーズ化するつもりはないんですが「コピーライターの目のつけどころ」さんの記事を読んでなるほどなぁと思ったり、僕が独立した頃を少し思い出したので書き留めておきます。記事…

フリーランスで食っていくということについて

フリーランスで食っていくということについて、グラフィックデザイナーとしてフリーランスで17年になる僕が決めた、3つの決まり事についてお話します。

成人式とデザインと革ジャン

祝・新成人!昨日は成人の日でしたね。今年の新成人は126万人とのことで、昨年よりも5万人多いそうです。若者が増えるというのは、なんだか心強く未来が明るいような気がしますが、僕が生まれた1968年の新成人は236万人と、今年よりも110万人も多かったんで…

水に流せない話

毎日の生活の中で、小さく「イラっ」とすることがあります。この小さなストレスの積み重ねが無かったら、人間はかなり長生きするんじゃないだろうかなどと本気で考えたりする今日此の頃です。たとえば、毎日使うトイレ。男性の場合、的を外して汚してしまう…

広告業界が寒いんじゃないのか?という話

東京オリンピックエンブレムのことに関して、平野敬子さんのブログが興味深く、注目している訳です。。

発売日に“XPERIA Z5”に機種変して、少し使ってみた感想(Z1との比較あり)

昨日(2015年10月29日)、SONY XPERIA Z5〈SO-01H〉が発売日ということで早速機種変更してきました。docomo 京都四条通店では一番とのことで、それを告げられた時は「いちびってる」ようでちょっと恥ずかしい気分になりましたw(笑これまでスマフォは以下の…

たくさんの人が幸せになるようなデザイン 〜ただパクるだけでは何も解決しない〜

優れたデザインを模倣することはありだとしても、見た目そのままだとパクリになる。そのデザインの真意を理解し、自分なりに噛み砕くことで、さらにデザインを昇華することができるはず。

デザインは結果がすべて

百の言葉で語っても、まわりの状況を説明しても、デザイナーの手から離れたデザインはそれ自体が人々を納得させるべきものである。

HELLO WORLD 「デザイン」が私たちに必要な理由

なんだか自分が何となく考えていることや、モヤモヤしていたりすることを、スッとすくってくれるような言葉に出会うことがあります。そして、まさに今のタイミングで出会う「本」というのがあります。僕はタイトルやジャケットで本を買うことが多いのですが…

ほんとうに必要なもの 〜それってデザインする必要ありますか?〜

東京オリンピックエンブレム問題で考える、デザインにほんとうに必要なもの。

いのちをいただく 自然とデザイン 〜岡山県西粟倉村 森の学校〜

岡山県西粟倉村にある「森の学校」。いつも仲良くしていただいてる方に誘われて、自然を満喫。森の学校長である牧さんのアテンドでプチ野人体験の巻。少し前からその存在は知っていて、どういう取り組みなのかもほんの少し知っている。そして、なんとなく面…

パクチー、ナンプラー、ココナッツ。時々スコール その1

バンコクが熱いということで、僕にとっては初めてとなるタイへ。今回は同じ「WA-Qu 和空」のメンバーでもある空間デザイナーとプロデューサーに同行する形で、現地の建築設計会社やデザイン事務所で話を訪ねて色んな話を聞き、また家具工場を回ってサンプル…